「わたしがここにおります。わたしを遣わしてください。」 イザヤ書 8章8節
「主よ、信じます」 ヨハネによる福音書 9章38節
預言者とイエスさま。どちらも、神さまから遣わされた方、という点では同じです。しかし、決定的に違うのは、預言者は人であり、イエスさまは神さまであると共に、人でもあります。
預言者が神さまから命じられて、預言として話すことは、神さまの力によって実現します。預言者本人の力が働くわけではありません。
それに対し、イエスさまが語られる言葉は、そのまま神さまの言葉ですから、何かを命じられたら、その命じられたことが起こります。
新約聖書に書かれている、病を治す話しや、悪霊を追い出す話し。どちらも、イエスさまが神さまとして命じた言葉が、力をもって直接働いています。
イエスさまは、十字架の死の後、復活して天に昇られたので、今わたしたちは、直接見ることはできません。しかし、聖書に書かれているイエスさまの言葉は、いつまでも残っています。その言葉に力があると信じるなら、わたしたちの願いは、神さまの御心に沿っている限り、何でもかなえられるでしょう。
しかし、イエスさまの言葉を、単なる倫理的なよい生き方をする教えと考えてしまうなら、力を発揮することはできません。
イエスさまの言葉を、力ある言葉として信じ、その言葉によって日々の生活を生きることが、わたしたちの力となるのです。