十字架上の七つの言葉 Ⅳ

「わが神、わが神、なぜわたしをお見捨てになったのですか」        マタイによる福音書 27章46節

 四つ目の言葉。十字架の上で話された言葉の中で、この言葉以上に、神さまから見放され、悲しみ、苦しみの中に置かれている状況を表すものはありません。

 クリスチャンにとって、十字架は救いの象徴ですが、私たちがどれほど悲惨な状況、苦しみの中にあっても、救いを受けることができるのは、主イエスが十字架の上で、惨めな姿で、神さまから見放され、陰府に下るということをなされたからです。

 神さまから見捨てられ、見放されること。これ以上の絶望はありません。本当は、私たち人間が、罪のゆえに、その状況に置かれなければならないのに、その身代わりとして、主イエスがすべての人の罪を担ってくださった。
 これは、私たちの罪がどれほど重いものであるかを物語っています。神さまの裁きがそれほど重いものであるが故に、私たち人間はだれも、罪の重さを負いきることができない。だから、神さまであり人であるイエスさまが、人としてその身に、深い苦しみを負ってくださった。
 そうであるからこそ、神さまはイエスさまを陰府から引き上げ、復活させ、栄光を与えてくださったのです。

 イエスさまが十字架に架けられた時は、悪が力を振るう時でした。しかし、その力は神さまによって克服され、永遠の勝利へとつながって行ったのです。

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