「ユダの家は、わたしがくだそうと考えているすべての災いを聞いて、それぞれ悪の道から立ち帰るかもしれない。そうすれば、わたしは彼らの罪と咎を赦す。」 エレミヤ書 36章3節
「この民は口先ではわたしを敬うが、 その心はわたしから遠く離れている。」 マルコによる福音書 7章6節
神さまの「正義」とは、神さまご自身が私たち人間に約束してくださった契約に忠実であるということです。バビロンに囚われていたイスラエルの民に、神さまは預言者を通して解放の時が近いことを告げられました。
また、神さまの、救いの恵みの業がとこしえに続くことは、イスラエルの民の解放だけでなく、後の時代に、メシアがわたしたちのところに遣わされる証しでもありました。
バビロンに住んでいたイスラエルの人々、イエスさまの時代に、エルサレムを中心とするユダヤに住んでいた多くのユダヤ人。彼らに対して、神さまは確かな救いのおとずれを語られましたが、その言葉に耳を傾けようとしなかった多くの人々がいました。
彼らが耳を傾けなかった理由の一つは、彼らが置かれている環境に慣れ親しみ、新しい生活を求めようとしなかったからです。
私たちは生活環境が大きく変わるような変化を求められる時、どれほど良い環境が準備されているとしても、なかなか腰を上げようとしないことがあります。しかし、神さまはそれをよしとはされず、私たちに最も良いものを準備してくださり、そこに私たちを招いておられます。
クリスマスが近づき、イエスさまによる救いのおとずれを待ち望むアドベントが始まりました。神さまから送られた新しい救いを喜びつつこの時を過ごしていきたいと思います。